• 15 Mar 2009 /  サウンド分析




    今はわたしのスクールでは、発表会の準備で大忙しです。
    わたしのスクールではカラオケで発表する生徒さんと
    弾き語りをする生徒さん、
    バンドで発表する生徒さんがいるのですが、
    50人を超える生徒さんたちがバンドで歌うことになるので、
    そのアレンジをわたしがすべてすることになります。

    楽曲のほとんどがオリジナルか今のヒット曲なので、
    生徒さんたちが持参する曲を分解しなければならず、
    結局は今の傾向を自然に発見することになるのです。

    この「傾向」はバンド曲が多ければバンドブームだろうし、
    R&Bの楽曲が増えればR&Bブームだろうし、
    ソロボーカルが多ければソロボーカルブームだろうと
    判断するようなシンプルなものですが、
    音楽プロデューサーにとって、
    大変貴重な参考資料といえます。

    わたしが発見した今年の傾向は、
    メロディが多くなったということでしょうか。

    今までの楽曲はメロディの流れを
    A,B,Cと分けてゆくと、
    大抵はC(つまりはサビ)で終わることが多かったのですが、
    最近ではC(サビ)の後、
    Dメロと呼ばれるようなものが出てくることが多いようです。

    確かに昔からサビの後、
    まったく違うメロディが出てくることもありました。
    通常、それをDメロとか大サビとか呼ぶのですが、
    それは1曲に1度しか出ない場合です。

    今日、参考曲とするJUJUの
    「やさしさで溢れるように」は、
    毎回サビが終わったあと、
    まったく違ったメロディが続きます。

    これをCの続きと呼ぶのかDメロと解釈するのかは
    解釈する人のセンスに任せますが、
    わたしはあえてDメロと名付けたいと思いました。

    というのも、これがなくてもこの曲は完結するのに、
    わざわざつけていると感じたからです。
    つまり、作家によるサービスなのですね。

    同様に、いきものがかりの楽曲の多くが
    Cメロの後にDメロをつけてくることが多いのにも驚きました。
    Aメロ、Bメロ、サビという黄金のヒット曲の構成が壊れ始め、
    プラスDメロとなりつつあるのでしょうか。

    わたしと金田くんが今年出版した
    「作曲の王道」ホームスタディーコース
    編集している最中に発見したのは、
    1960年代のヒット曲は4種類くらいのコードが
    使いまわされているのに対して、
    1999年以降のMISHIAのヒット曲の数々は
    20近いコードを
    使用しているという事実でした。

    それだけ多くの情報を聞く人たちは
    求めているということでしょう。

    今度はコードの情報だけでなく、
    曲の構成もプラスDメロとなって
    より多くの情報が曲の中に反映されるように
    なってきたのだと思います。

    機会があったら是非聞いてみてください。

    Posted by hajima @ 1:07 PM

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