
今回のレコーディングでは、
ミキシングに井川彰夫さんをお願いしました。
さまざまなレコーディングの場面で
頼りになるエンジニアさんです。
ビンテージ機材にも詳しくて、
私のほしいしっかりした音を出せる機材がどれなのか、
いつも素晴らしい判断をしてくれます。
今回、一番のキモはドラムサウンドでした。
生レコーディングをしたのだから、
ドラムの生感をたっぷり出すべきだ。
それが私の考えです。
となると、打ち込みとは違う生ドラムの魅力が、
聴いた瞬間に出てこなければなりません。
井川さんはこのレコーディングに
ヘッドアンプを多量に持参してくれました。
その中でもテレフンケンのvの76は
名器の誉れ高いヴィンテージ機材。
それを4台持参してのレコーディングです。
ヘッドアンプって何?
そんな声が聞こえそうです。
そうそう、このブログで今回お話したかったのは、
このヘッドアンプについてです。
ヘッドアンプとは、単なるアンプ、
つまりはマイクの音を増幅させる増幅器です。
約100年ほどのレコーディングの歴史の中で、
マイクを通してレコーディングしたあとに通す
ヘッドアンプのよしあしによって、
音質が格段に変化するということを発見した人がいます。
みなさんが好きなニーブのヘッドアンプや
フォーカスライトのヘッドアンプなどその良い例で、
井川さん持参のテレフンケンのv76は
世界でも何台もないといわれる名器。
そういえば先月のsound & recordingマガジンに
諸鍛冶さんが自慢のヘッドアンプとして
スガシカオさんなどのレコーディングに
多様していると写真付きで載っていましたっけ。
宅録ファンの方、自宅でボーカルをレコーディングするとき、
何か一つ足りない、何かひとつ音が抜けないと
思ったことがありませんか。
その秘密はEQとヘッドアンプだと思います。
もちろんマイクも重要ですが、
近年のマイクはどれも充実してきていて、
特に極端なビンテージ感が必要でなければ、
マイクにそれほど凝る必要はないと思われます。
ただ、ヘッドアンプは別。
私が最初に買ったヘッドアンプは
フォーカスライトのシルバーだったのですが、
ヘッドアンプを通すのと通さないのとだと
全然音が変ります。
廉価版のヘッドアンプでも変化は激烈なので、
是非トライしてみてください。
さて、次回はスタジオのソフトウエアについてお話します。
お楽しみに。
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25 Sep 2008 / プロデュース
Posted by hajima @ 11:10 AM
