
実際の作曲の現場で思うのは、
音楽理論の良い参考書がないかということです。
今は昔と違って音楽理論書がたくさん出ていますが、
なかなか実践に即したものがなく、
参考曲がバッハだったりディーク・エリントンだったりして、
現実的ではないという印象。
今のヒット曲を分析したコード理論書を探したのですが、
実際ないので、結局、金田くんとで編集することに決めました。
そう決めて1年半。やっと「作曲の王道」ホームスタディーコースが
印刷所からあがってきました。
やってみてわかったのは、作家への許諾の難しさでした。
というのは、今、ヒットチャートを登っている作品を
「転調」というくくりで分析してみると、
必要になるのは、まず譜面です。
多くの場合、音楽出版社とのやり取りの中で、こちらが譜面を作成し、
それでよいのかのOKを仰ぐという作業が必要になります。
また、できた譜面を元に解説するのですが、
その解説が作家の意図と合致していなければならず、
出版社とのキャッチボールが結構続くわけです。
こうした作業を100以上の作品でおこなったので、
1年半かかったのでした。
私と金田くんにとって、この「作曲の王道」ホームスタディーコースは、
今の作曲理論をすべてカバーするネタ帳であり、
このノウハウを知っていれば、今のヒットを生んでいる作家たちのノウハウを
そのまま解説することになると、自負しています。
実際、私のスクールではすでにこの本を売り出していますが、
読んだ生徒さんから、「昔作った作品をリハーモナイズ、つまりはコードを
この理論書に沿ってつけなおしたい」という要望が多数寄せられています。
それだけ、あたらしい響きに満ちている
本だということでしょうか。
「作曲の王道」ホームスタディーコースは来年年頭より、
通信販売で、一般の方々も買えるようになりました。
興味ある方は、是非、チェックしてください。
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26 Dec 2008 / サウンド分析
Posted by hajima @ 10:55 AM
