• 02 Dec 2008 /  サウンド分析



    MTVでまた気になるアーティストを発見しました。
    ジャスミン・サリバン。いいです。
    ハスキーボイスが何ともよくて、
    トラックも最近聞きなれない感じでした。

    どうして聞きなれないかというと、
    マイナースケールでできているからです。

    どういうわけか、日本のトラックにはマイナースケールのものは
    昔から多かったのですが、アメリカやヨーロッパのものは、
    なかなかマイナースケールだけで書かれた曲がない。

    アメリカの理論書を見ていつも思うのは、
    スケールの勉強をメジャーからはじめている
    ところです。

    これは、ブルースとかカントリー、ゴスペルなど、
    アメリカンミュージックはどれもメジャー主体であったことに
    起因しているかもしれません。

    もしかしたら、メジャースケールはたったひとつだけだけれど、
    マイナースケールは3つもあって、
    覚えるのに複雑だからかもしれませんね。

    ヒットチャートを見ても、マイナーからはじまる音楽は最近、
    なかったように記憶しています。
    しかし、こうして彼女の「BUST YOUR WINDOWS」を聞くと、
    「やっぱり、マイナーって、いいじゃん」
    と叫びたくなるような魅力があります。

    コードはAmとDmとE7の3つきりでできたこのトラックは、
    2拍4拍のスネアーとフィンガーチップでリズムを刻みます。

    この3つのコードは昔から日本人の大好きなコードの流れで、
    例えば、宇多田ヒカルさんのお母さんの藤圭子さんのヒット曲、
    「圭子の夢は夜ひらく」なんて曲はこの3つのコードだけで
    作られています。そういえば、井上陽水さんの
    「リバーサイド・ホテル」もこのコードの流れでした。

    調べてみると、フィラデルフィア出身の女性R&Bシンガーで、21歳。
    ハスキーな声と歌唱力と卓越したソング・ライティング・センスで
    制作されたデビュー・アルバム『Fearless』の日本盤が、
    12月24日にリリースされるということでした。

    『Fearless』は今年9月にアメリカでリリースされ、
    BillboardのR&Bチャート1位、総合チャート6位を獲得しています。
    作詞作曲の大半を彼女自身が手がけているとのこと。

    さらにプロデュースはジャスミンを見出したR&B界の
    〈女帝〉ことミッシー・エリオット。
    ニーヨをトップアーティストに押し上げたスターゲイト、
    フージーズやナズとのコンビで知られるサラーム・レミなど、
    現在のR&Bシーンを代表する面々がバックアップをつとめています。
    興味のある方は、ぜひ聞いてみてください。

    宿題:AmとDmとE7の3コードで曲を作ってみよう。

    Posted by hajima @ 10:07 AM

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