• 03 Mar 2009 /  サウンド分析


    中島さんのGAME聞きました。
    聞いたというよりは、またMTVにてチェックしたのですが、
    これがよかった。

    この作品で目新しいところは、Aメロにあります。
    Aメロのバックに、カウンターメロディがついています。
    ちょっと歪んだギターですね。それがボーカルに絡んでいる。
    これって、意外となかったテクニックです。
    というのも、楽曲のアレンジをする時に、
    Aメロ、BメロCメロ(通常はサビですね)
    と変化をつける場合、Aメロに限っては
    何もしないのが定番だったのですね。

    そりゃそうなわけで、AとBとの差をつけるには、
    Aメロはドラムとキーボードとベースとギターと
    いうふうにリズムを刻んでおいて、
    Bメロにシンセのパッドを加える。
    Cメロにストリングスとかブラスを入れれば、
    次第に楽器が増えていっているという印象になるので、
    聞きやすいのですね。

    もちろん新しいことを好む実験的なバンドなど、
    Aメロにカウンターメロディを入れることなども試されていたのですが、
    実際にカウンターメロディを入れてみると、
    歌の邪魔になることが多かったわけです。
    で、実績のあるアレンジャーの方々はAメロは
    基本的なリズム隊だけにしておいて、
    Bメロから楽器を増やしていくということをしていた。

    ところが中島さんのGAMEのAメロには
    目立つギターのカウンターメロディが入っている。
    それがこの少々イカれたサウンドに味つけが
    されているわけですね。
    昔できなくて今、どうしてこれができるかというと、
    ひとえにミックスの技術があがったことが
    理由だと思います。

    中島さんの楽曲のミックスはボーカルがどんと前にあって、
    それを基本リズムで取り巻いているのですが、
    ボーカルとボーカル周辺の
    EQとコンプが正確であるために、
    ギターが少々遊んでいても、
    ボーカルのメッセージが聞き取れるように
    設計されているのですね。

    これを普通の宅録家たちが再現しようとしたら、
    きっとギターとボーカルが同じ位置にあるので、
    ボーカルが聞こえ辛いか、ギターを下げるかしなければ
    なりたたないということになるでしょう。

    ちなみにこの楽曲、構成がABCDメロが1コーラスとなっていて、
    通常よりメロディが多く複雑なつくりです。
    その後、たった一回でてくるEメロが追加されてあって、
    覚えやすい楽曲と一聴して思うのですが、実際は複雑なつくりになっています。
    興味のある方は是非聞いてみてください。

    Posted by hajima @ 1:12 AM

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