• 11 Jul 2009 /  耳コピのコツ


    耳コピの話を生徒のひとりとしていたら、
    ダイアトニックが大きく関係していることはわかったけれど、
    いったいその曲はどのキーのダイアトニックに当てはめればいいのか
    わからないと相談されました。
    確かにすでにある譜面を見れば
    「♭」が3個ついているのでE♭のキーだとか、
    「#」が2個ついているからDのキーだとかわかりますが、
    耳コピの場合、そこも採っている人が決めなければなりません。

    キーが決まらないとダイアトニックが出てこないということに
    悩むのはそれだけ音楽的には進歩していると言えます。
    それでは、自分が採った譜面のキーの決め方をお教えしましょう。

    簡単です、
    メロディが終わる、最後のコードを確認してください。

    それが「ジャラーン」とAで終わったら、
    キーはA。ダイアトニックはAのダイアトニックが使えます。
    もし、B♭のコードで終わったら、
    ♭が2つのB♭のダイアトニックが使えます。

    これはどういうことかというと、
    通常、曲の最初にそのキーのダイアトニックの
    1番目のコードから曲を書くのが普通なのですが、
    (一番目のコードをトニックと呼びます)
    CのキーでCのコードからはじめているうちに、
    単調に感じられるようになるのです。
    で、作家はどう考えるかというと、
    まずダイアトニックの2番目のコード、Dmからはじめたり、
    4番目のコードFmaj7からはじめたりするようになります
    (キーがCの場合の話です)。
    あるときは7番目のコードBm7b5からはじめたり、
    つまりはマンネリからの脱出を試みることになるわけですね。
    ビートルズの曲集を見てください。
    「Yesterday」はそのキーのトニックから始まっていますが、
    「And I Love Her」は2番目のコードからはじまります。
    ところが、終わりはいつもトニックで終わることになります。
    終始感がないと聴く人は満足しないので、
    どんなテクニシャンの作家でも最後だけはちゃんと
    トニックで終わるのですね。
    (中にはトニックで終わらない作品を書く人だっていることは
    忘れてはいけません。バート・バカラックなんか、
    メジャーではじめてマイナーで終わったり、
    もうどのキーがトニックかわからなくなるような曲を書いています)
    ただ、ヒット曲のほとんどはトニックで終わるので、
    メロディの最後のコードさえ押さえておけば、
    そうそうは間違えないということです。

    Posted by hajima @ 11:08 AM

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