耳コピの話を生徒のひとりとしていたら、
ダイアトニックが大きく関係していることはわかったけれど、
いったいその曲はどのキーのダイアトニックに当てはめればいいのか
わからないと相談されました。
確かにすでにある譜面を見れば
「♭」が3個ついているのでE♭のキーだとか、
「#」が2個ついているからDのキーだとかわかりますが、
耳コピの場合、そこも採っている人が決めなければなりません。
キーが決まらないとダイアトニックが出てこないということに
悩むのはそれだけ音楽的には進歩していると言えます。
それでは、自分が採った譜面のキーの決め方をお教えしましょう。
簡単です、
メロディが終わる、最後のコードを確認してください。
それが「ジャラーン」とAで終わったら、
キーはA。ダイアトニックはAのダイアトニックが使えます。
もし、B♭のコードで終わったら、
♭が2つのB♭のダイアトニックが使えます。
これはどういうことかというと、
通常、曲の最初にそのキーのダイアトニックの
1番目のコードから曲を書くのが普通なのですが、
(一番目のコードをトニックと呼びます)
CのキーでCのコードからはじめているうちに、
単調に感じられるようになるのです。
で、作家はどう考えるかというと、
まずダイアトニックの2番目のコード、Dmからはじめたり、
4番目のコードFmaj7からはじめたりするようになります
(キーがCの場合の話です)。
あるときは7番目のコードBm7b5からはじめたり、
つまりはマンネリからの脱出を試みることになるわけですね。
ビートルズの曲集を見てください。
「Yesterday」はそのキーのトニックから始まっていますが、
「And I Love Her」は2番目のコードからはじまります。
ところが、終わりはいつもトニックで終わることになります。
終始感がないと聴く人は満足しないので、
どんなテクニシャンの作家でも最後だけはちゃんと
トニックで終わるのですね。
(中にはトニックで終わらない作品を書く人だっていることは
忘れてはいけません。バート・バカラックなんか、
メジャーではじめてマイナーで終わったり、
もうどのキーがトニックかわからなくなるような曲を書いています)
ただ、ヒット曲のほとんどはトニックで終わるので、
メロディの最後のコードさえ押さえておけば、
そうそうは間違えないということです。
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11 Jul 2009 / 耳コピのコツ
Posted by hajima @ 11:08 AM
Tags: 耳コピ、耳コピのコツ
