
姿勢によって歌に大きな違いが生まれます。
猫背だったら響く声がでません。
しっかり床を自分の足でささえないと、
横隔膜(おうかくまく)を動かす筋肉を
サポートできないからです。
肩幅に足をひらいて。
つま先立ちではだめで、
かかとと足の裏をしっかり床につけて支えましょう。
膝から上は体をリラックスさせます。
頭はしっかり持ち上げて、
あごの位置に頭をあげます。
腹部やクビなどの筋肉を強く緊張させてはだめです。
高い音を出すときも同じです。
よく高い声を出すとき、あごを上にあげている人を
みかけますが、あれはダメ。
あごの位置はいつも同じだということを
覚えておいてください。
スタンドや広い会場でで歌う時、
あごの位置に注意を払いましょう。
それだけでずいぶんと結果が違ってくるはずです。
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スクールの生徒さんたちによく訪ねられるのは、
DTM(デスクトップミュージック)をはじめたいのだけれど、
どのソフトを使ったら良いかというものです。
DTMはかなり進化していて、
どのソフトもソフトなりに魅力ある仕上がりに
なっていますが、現状、
スタジオでよく見かけるのは、
logic,cubase,protoolsの3種類です。
コンピュータにはウインドウズと
マッキントッシュがあって、
互換性が重要ですが、
logicはマック専用、
cubaseはウィンドウズとマックの両用、
プロツールスもウインドウズとマックと両用と
なっています。
上記に挙げた機種だけでなく、
他にデジタルパフォーマーなど
魅力あるソフトがあり、
アーティストによって使う機種はさまざま
というのが実情です。
ソフトとは誰のために便利なのかという、
対象があります。
Logicやcubaseは編曲家やトラックメイカーから
愛されたソフトで、主に音楽制作ソフトとして
その位置を担ってきました。
打ち込みがしやすく、
編曲する上で便利なんですね。
プロツールスはスタジオの録音機の代用として
その勢力を伸ばしてきました。
確かに音を聴くと素晴らしいです。
しかし打ち込みを考えると
ちょっとねという感じでしょうか。
テープレコーダー代わりで
オーディオ編集が得意という住み分け。
なのでエンジニアさんたちにファンが多く、
スタジオは録音する場所なので、
一台億の値段がついていた録音機材の代用品として
プロツールスは業界で一気に
標準機種になってしまいました。
レコーディングスタジオは録音をする場所。
ならば、録音に使い勝手のよいプロツールスを導入して、
制作は各アーティストが自分の使い勝手のよい
ソフトで制作してくるという考え方
が主流になっています。
しかしスタジオにプロツールスが置いてあるので、
プロツールスに乗り換えるアーティストも多く、
アーティストたちはそれまでlogicを使っていても
プロツールスを導入し、logicで制作した音を
プロツールスに変換してスタジオに持ってくる
という流れになっているようです。
私の見解では近年まで制作ソフトとしては
使い勝手があまりよくないと言われていた
プロツールスも研究され
使い勝手がよくなっているというイメージ。
アレンジャーならlogicやcubaseや
デジタルパフォーマーが使い勝手は良いのですが、
エンジニアなら絶対プロツールス
ということでしょうか。
ちなみに、今回のレコーディングの現場で
使用されたソフトは、
もちろんプロツールスでした。
次回は10年ほど前、
私がはじめてプロツールスを
体験した驚きを書きますね。
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「結節」は歌手にとって怖い言葉です。
結節というのは声帯の上にできるタコです。
そのタコが時間をかけて大きくなると、
声帯が正しく閉じなくなります。
原因は呼気が強すぎたり、
呼気を押しすぎたり、
量が多かったり。
とりのぞくのは手術しかありません。
だから最初から作らないのがベスト。
結節があると喉あれになり、声質が荒れます。
放置しておくと声帯をとおして
空気の流れをコントロールできなくなり、
最悪の場合はピッチもコントロール
できなくなります。
結節かそうでないか判断は
専門医にまかせますが、
普通にしゃべっている声が
荒れていなければ結節はないでしょう。
結節になりたい方へ。
夜遅くまで煙草とアルコールを
片手に歌いまくりましょう。
半年続けることで、
結節ができることが多いです。
酒場のおばちゃんで
声がガラガラで男のように低く喋る人、
あったことありませんか。
あれは喉に悪いことを何年も続けてきた成果です。
コブの上にコブが出来て、
その上にコブが出来る。
名人芸ですね。
その荒れた感じのまま声を無理に出していると、
いずれは手術することになります。
最初は荒れた声はかっこうよいと
思えるかもしれないけれど、
最終的には歌えなくなるほど
声を痛めてしまうことがあります。
結節をたとえ手術でとりのそくことが出来ても、
歌い方を変えない限り、
もう一度結節になる可能性があります。
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今回のレコーディングでは、
ミキシングに井川彰夫さんをお願いしました。
さまざまなレコーディングの場面で
頼りになるエンジニアさんです。
ビンテージ機材にも詳しくて、
私のほしいしっかりした音を出せる機材がどれなのか、
いつも素晴らしい判断をしてくれます。
今回、一番のキモはドラムサウンドでした。
生レコーディングをしたのだから、
ドラムの生感をたっぷり出すべきだ。
それが私の考えです。
となると、打ち込みとは違う生ドラムの魅力が、
聴いた瞬間に出てこなければなりません。
井川さんはこのレコーディングに
ヘッドアンプを多量に持参してくれました。
その中でもテレフンケンのvの76は
名器の誉れ高いヴィンテージ機材。
それを4台持参してのレコーディングです。
ヘッドアンプって何?
そんな声が聞こえそうです。
そうそう、このブログで今回お話したかったのは、
このヘッドアンプについてです。
ヘッドアンプとは、単なるアンプ、
つまりはマイクの音を増幅させる増幅器です。
約100年ほどのレコーディングの歴史の中で、
マイクを通してレコーディングしたあとに通す
ヘッドアンプのよしあしによって、
音質が格段に変化するということを発見した人がいます。
みなさんが好きなニーブのヘッドアンプや
フォーカスライトのヘッドアンプなどその良い例で、
井川さん持参のテレフンケンのv76は
世界でも何台もないといわれる名器。
そういえば先月のsound & recordingマガジンに
諸鍛冶さんが自慢のヘッドアンプとして
スガシカオさんなどのレコーディングに
多様していると写真付きで載っていましたっけ。
宅録ファンの方、自宅でボーカルをレコーディングするとき、
何か一つ足りない、何かひとつ音が抜けないと
思ったことがありませんか。
その秘密はEQとヘッドアンプだと思います。
もちろんマイクも重要ですが、
近年のマイクはどれも充実してきていて、
特に極端なビンテージ感が必要でなければ、
マイクにそれほど凝る必要はないと思われます。
ただ、ヘッドアンプは別。
私が最初に買ったヘッドアンプは
フォーカスライトのシルバーだったのですが、
ヘッドアンプを通すのと通さないのとだと
全然音が変ります。
廉価版のヘッドアンプでも変化は激烈なので、
是非トライしてみてください。
さて、次回はスタジオのソフトウエアについてお話します。
お楽しみに。
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~チェイシング・ペイヴメンツ/アデル
MTVが好きです。
いち早く海外のヒットチャートを映像付きで
見れる楽しさは格別なものです。
一日中私のスクールではMTVが流れているのですが、
その中でハッとするようなサウンドを持ったものに
出合った瞬間というのは、
人生の喜びの瞬間でもあります。
最初は映像付きではなくて、音だけ聴いてみるのですが、
音の良かったものを再度プレイバックしてみると、
いろいろなことが分かります。
最近のお気に入りはアデル。
歌声と曲が好きでした。
タイトルはチェイシング・ペイヴメンツ
調べてみるとUKのアーティストでした。
14歳から作曲とギターを始める。
ブルージーでソウルフルなスモーキーボイスが魅力的。
エタ・ジェイムズ、ジル・スコット、ロバータ・フラックなどを好きなアーティストとして挙げている。
イギリスのアルバムチャートでは、デビューアルバムの『19』が初登場で1位を記録した。
ネットで検索すると、
すぐに彼女の情報が手に入りました。
なるほど、デビューアルバムの「19」でいきなりスターになった新星なんですね。
私が何故彼女のことを書いたかというと、
楽曲を聴いていると、
ちょっと不思議な感覚に捕われたからです。
というのは、浮遊しているようなサウンド。
ここまで読んで気になった方、
彼女の「チェイシング・ペイヴメンツ」を聴いてみてください。
最初にエレピの簡単なイントロからはじまり、
ドラムとベースがはいってくるまでは
通常のポップスなのですが、サビに入った瞬間、
タイミングを失った感じになります。
そして二番に入ると、
何となく浮遊している感じ。
歌自体は彼女がいうようにロバータ・フラックなどの
知性派黒人のノリなのですが、
何か違った感じがそこにありました。
そして、何か違った感じがあるということは、
そこにヒットのコツがあるということ。
アデルのヒットのコツとは、何でしょう。
次回はこのタイミングと浮遊感について書きますね。
お楽しみに。
