
姿勢によって歌に大きな違いが生まれます。
猫背だったら響く声がでません。
しっかり床を自分の足でささえないと、
横隔膜(おうかくまく)を動かす筋肉を
サポートできないからです。
肩幅に足をひらいて。
つま先立ちではだめで、
かかとと足の裏をしっかり床につけて支えましょう。
膝から上は体をリラックスさせます。
頭はしっかり持ち上げて、
あごの位置に頭をあげます。
腹部やクビなどの筋肉を強く緊張させてはだめです。
高い音を出すときも同じです。
よく高い声を出すとき、あごを上にあげている人を
みかけますが、あれはダメ。
あごの位置はいつも同じだということを
覚えておいてください。
スタンドや広い会場でで歌う時、
あごの位置に注意を払いましょう。
それだけでずいぶんと結果が違ってくるはずです。
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「結節」は歌手にとって怖い言葉です。
結節というのは声帯の上にできるタコです。
そのタコが時間をかけて大きくなると、
声帯が正しく閉じなくなります。
原因は呼気が強すぎたり、
呼気を押しすぎたり、
量が多かったり。
とりのぞくのは手術しかありません。
だから最初から作らないのがベスト。
結節があると喉あれになり、声質が荒れます。
放置しておくと声帯をとおして
空気の流れをコントロールできなくなり、
最悪の場合はピッチもコントロール
できなくなります。
結節かそうでないか判断は
専門医にまかせますが、
普通にしゃべっている声が
荒れていなければ結節はないでしょう。
結節になりたい方へ。
夜遅くまで煙草とアルコールを
片手に歌いまくりましょう。
半年続けることで、
結節ができることが多いです。
酒場のおばちゃんで
声がガラガラで男のように低く喋る人、
あったことありませんか。
あれは喉に悪いことを何年も続けてきた成果です。
コブの上にコブが出来て、
その上にコブが出来る。
名人芸ですね。
その荒れた感じのまま声を無理に出していると、
いずれは手術することになります。
最初は荒れた声はかっこうよいと
思えるかもしれないけれど、
最終的には歌えなくなるほど
声を痛めてしまうことがあります。
結節をたとえ手術でとりのそくことが出来ても、
歌い方を変えない限り、
もう一度結節になる可能性があります。
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今回は煙草の話。
「煙草をやめたほうがいいですか?」
という質問をよくされます。
新しい生徒さんの入会や、セミナーを行うと、
毎回のようにされるのがこの質問です。
よっぽど煙草をやめたくないのでしょう。
あなたが歌い続けるつもりなら、
煙草は声帯によくありません。
煙草の煙が声帯から水分を奪います。
「最近軽い煙草に変えたので、
ちょっと楽になりました」
なんて話すボーカリストがいますが、
それは気休め。
煙草は強さではなくて、
声帯から水分を奪う煙の作用です。
ライトにしようがハッカにしようが、
関係ありません。
よく酒場で深夜まで働く女性で、
声が一オクターブも低くなって、
ガラガラした声の方を
見たことがありませんか?
あれは夜中まで煙草をすって、
アルコールを取った結果です。
声帯に悪い三大要素は、
煙草、アルコール、夜更かし。
第一煙草にはガンになる可能性があるし、
伏流煙がガンを誘発するということも
証明されているので、
吸ってる人のそばにいかないことも
心がけましょう。
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「ボーカリストが食べてはいけない食べ物って
ありますか」という質問を受けました。
インディーからあがってメジャーで
ファーストシングルを発売するアーティストさんで、
ずっと路上でがんばってきてデビューのチャンスを
つかんだ青年です。
レコーディングやライブの前に
ポテトチップスとか煎餅とか、
塩気の強い食べ物はやめましょう。
レコーディングやライブの前に
ファーストフードの店によって
腹ごしらえというのは、
ボーカリストとしては
慎まなければならない行動。
上記のような塩気の強い食べ物は、
体から水分を奪い、
声帯が乾きやすくなります。
同様に粘液が多い食べ物は
粘液が声帯にくっついて、
声の質を低下させます。
ミルクやアイスクリームなど
乳製品など避けましょう。
どうしてもジャンクフードを
食べなければいけない場合でも、
歌う直前は避けるべきです。
それじゃあ、何を食べればよいって?
歌う前に胃にものを入れるのは考え物。
横隔膜の上下運動に負担がかかります。
水やハーブティーなどで、
声帯の調子を整えるようにしてください。
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喉を乾燥させないようにしましょう

たいてい、喉を一度壊して金銭的な被害にあったことのある
ボーカリストは、風邪のシーズンになると、
マスクをはなしません。
私のスクールの生徒たちにも
そうした知識は広まっていて、
やってくる生徒やってくる生徒が
みんなマスクをしてくるので、
ビルに住む住人たちは
一体何の集団なのかと
いぶかしがっていることでしょう。
手洗いとうがい、そしてマスクの着用は、
ボーカリストなら当然のガードだと思います。
ただ、昼間活動しているときはそれでよいのですが、
寝るとき、どうしたらいいか。
寝るときもボーカリスト、喉を乾燥させないように、
というのが、私がボーカリストに言うことです。
寝ているとき、
呼吸をするたびに乾燥した部屋から入ってくる
乾いた空気が声帯を痛めます。
ちょっと危ないかなと思ったら、
マスクをして寝るようにしましょう。
マスクをして寝て起きた朝は、
思った以上に喉が楽なことに気付くでしょう。
もう一つのオススメがあります。
これは「ボーカル・アーティストの王道」にも書きましたが、
鼻孔拡張テープ、つまりブリーズ・ライトです。
今、近くに商品説明があるので、ちょっと書いておくと、
■ 鼻のつまりに…「鼻孔を拡げ、鼻スッキリ!」
■ 就寝時に………「いびきを静め、快適睡眠!」
■ スポーツ時に…………「酸素摂取量アップ!」
となっています。肌色のちいさなテープで、
中に二本のプラスティックバーがはいっているせいで、
バランス良く鼻孔を引き上げて、通気率を31%アップ。
皮脂や汗にも剥がれにくい、
低刺激性の粘着剤を使用となっています。
実際、就寝前に鼻に貼って寝ると、
顔や首の筋肉がよく休まって、
それによってさらに体を
深く休めることができますよ。
