• 19 Sep 2009 /  耳コピのコツ  / 

    耳コピのコツ その9


    待ちに待ったシルバー連休です。
    その間、渋谷にあるスタジオにはいかないのですが、
    どうしてもレッド・ガーランドの「Cジャムブルース」を
    耳コピしたくなりました。

    でも自宅にはmelodyneもなければmacもないという状態。
    耳コピに必要なシステムは全部事務所のスタジオにあるので、
    どうしようか迷いました。
    特にmelodyneの演奏速度を遅くするソフトがないと、
    私の耳はガーランドの珠を転がすようなプレイに
    ついていけないのです。

    あれこれ考えて、melodyneで遅くしたバージョンと
    そのままのバージョンを小型再生機のR90にとりこみ、
    それをヘッドホンで聞きながら
    自宅で耳コピするシステムを考えつきました。

    これなら少々面倒ではありますが、
    根気さえあれば通常のトラックを再生して、
    分からないところだけ早いトラックに行って確認するという
    作業で耳コピが可能になります。
    ちなみにレッド・ガーランドの「Cジャムブルース」は
    一度学生時代に耳コピしようとして挫折したことのあ
    る因縁の楽曲です。

    新しいシステムが、
    私の因縁を解消できるか楽しみです。

    それもたった4日で。




  • 安部潤 さんのスタジオに打ち合わせに行ったとき、
    面白いソフトを紹介してもらいました。
    その名もamazingslow downer。
    これは耳コピしたい音源のキーを変えずにテンポを変えるとか、
    テンポを変えずにキーを変えるとか、
    もちろんテンポとキーを変えるとかできる優れもののソフトでした。

    「こういう難しいやつとかですね、こうやってslowにすると、
    ちゃんと聞こえるわけです」と阿部さん。

    私の場合、ベースの音に倍音が聞こえてしまうため、
    本来の音の5度とか3度を拾ってしまうので、
    トラック全体をオクターブ上げてベースを拾うようにしています。
    そうすると、ベースの倍音が削除されて
    かなり重宝しています。

    実際に使ってみて気がついたのですが、
    一度読み込んだ音源はリスト表示されるので、
    再度読み込む必要がないのもいいですし、
    簡易EQがついているのがいいです。

    メロダインの時は読み込む前にベース音だけ耳コピしたい場合など、
    いったんロジックに読み込んでEQでベースをあげてから
    再度メロダインに読んで処理することが多かった手間が省けます。

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  • 以前、このブログの「優れもの」コーナーで紹介したのは、
    ピアノの練習用にクリアファイルを使う方法でしたが、
    もっと良いものを見つけました。

    これは自分の書類などを製本する機械で、
    製本したいコピー用紙A4をこのカバーに入れて45秒ほど熱を加えると、
    中の樹脂が溶けて製本してくれる画期的なものです。
    厚さはコピー用紙1枚から300枚くらいが可能で、
    名前を「とじ太くん」といいます。
    製本機本体が9000円くらいで、
    樹脂のついたカバーが10冊で1400円程度でした。
    まさか自分の練習ノートを本という形にするなど
    思いもよらなかったのですが、
    とじ太くんを発見して、
    ピアノの耳コピにも熱が入るというかんじでしょうか。
    インターネットっていいですね。
    通常ならなかなか巡り合えない優れものを、
    検索でこうして手にいれることができるわけですから。

    ちなみにこのとじ太くんのおかげで、
    作った練習帳を持ち運ぶことができるようになって、
    練習も自宅や仕事場で自由にできるようになり、
    効率があがりました。

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  • 最初は1小節に1時間ほどかかっていた耳コピですが、
    慣れるのです。
    最近ではmelodyneとキーボードが
    近くにおける部屋で耳コピをするようになったせいで、
    各段に速度があがりました。
    たぶん、12小節30分くらいになっているでしょうか。
    やはり、環境とは大きいですね。

    1コーラスのアドリブを1ページの楽譜にするせいで、
    8コーラスあると8枚の楽譜になります。
    8枚の楽譜はピアノの譜面台の上にはのらないので、
    毎回、演奏が終わったページを並べ替えるような
    面倒な作業で練習していました。



    しかし、この方法だと、通して演奏することができません。
    各コーラスは弾けるのに、
    コーラスをまたぐと途端に弾けなくなる。
    続けて弾くには暗譜しなければならないのですが、
    なかなか8コーラスを暗譜するのは時間がかかります。

    いろいろ悩んだ末、クリアホルダーに譜面を入れて、
    本をめくる要領で演奏してゆくという方法を考えつきました。



    なーんだと思うかもしれませんが、
    こんなアイデアが、最後まで弾きとおせる大きなヒントに
    なるかもしれないです。

    実際、この方法を考えついたのは今週のはじめなので、
    まだまだ最後まで弾きとおすことはできません。

    今は、こんなちいさなヒントを思いつくことが、
    とても楽しいです。

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  • ベースの音を採譜してそれからダイアトニックを手掛かりに
    コードを採るということを書いたら、
    ベースの音が聴きとれないという質問が入ってきました。
    確かに耳コピの問題点はベースの音を
    オケから単独に採りだす作業です。
    かなりの耳の訓練が必要ですが、
    やっているうちに次第にコツをつかむことが可能です。
    でも、あきらめることなかれ。
    昔からいろいろな便利機材があります。

    例えばテープレコーダー。
    テープを早回転させてベースの音だけを取ったことがありますし、
    早いギターソロなら、テープを遅回転させて音を取ったこともあります。

    時代は変わり、耳コピに最適なソフトができました。

    フックアップ MELODYNE UNO(メロダイン ウノ)

    本来は音程調整のために作られたソフトで、ボーカルや
    ギターソロなど単体楽器のピッチ調整にスタジオで使われていますが、
    音程を変えずにテンポを落とせるので早引きなどの耳コピに最適です。
    また、リズムを変えずに音程を一オクターブ上にしたり
    下にしたりできる機能がついています。

    私は一オクターブ上げてベースラインをコピーします。
    上げると倍音が邪魔せずベースラインが出てくるので
    とても重宝しています。

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