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Franz Ferdinandの「Ulysses」をMTVで聞きました。
ちょっと不良っぽいヨーロッパ風の青年バンドが
夜の街に遊びに出ているような映像で、
サウンドがいいですね。
何故私が彼らのことを取り上げたかというと、
そのポップさにあります。
ロックバンドなのに、4つ打ちビート。
これって、新しくないですか?
ちなみに「4つ打ち」とは音楽の伴奏テクニックのひとつで、
一小節に1拍のリズムを4回打つことになります。
たいていの場合、ドラムのバスドラと
ベースがユニゾンで4つ打ちます。
その曲が8ビートならハイハットを8回、
16ビートなら16回叩くことが多いです。
しかし最近は1小節に16回ハイハットを叩くドラマーは
すくなくなり(せせこましい感じがするのでしょうね)
8回叩いて他の楽器で(たとえばギターのカッティングとか
パーカッションとかで)16ビート感を出す
というのが定番になりました。
私が興味をもったのは、
最近の音楽は住み分けがはっきりしてきていて、
ロックなら8ビート、R&Bなら16ビートというように、
このふたつは混在しないことが多いのですが、
Franz Ferdinandは全然おかまいなしに、
ロックの音をさせながらダンスビートをたたき出します。
調べてみると、UKのスターです。
どうして最近、カッコイイと思うものはUKなのでしょうか。
2001年 スコットランドのグラスゴーにて結成。
「フランツ・フェルディナンド」という名は
第一次世界大戦勃発の要因となった
“サラエボ事件”で暗殺されたオーストリア皇太子の名前。
2003年9月 英国のインディ・レーベルDominoから
シングル「Darts Of Pleasure」をリリース。
2004年1月シングル「Take Me Out」をリリース。
同年2月 デビュー・アルバム『Franz Ferdinand』をリリース。
インディー・レーベルからリリースされたにも関わらず、
一週間で80000枚を売り上げる。
これを機にUKシーンは活力を取り戻す。
若者たちはフランツにならってシャツを”タック・イン
(=ズボンの中に入れること)”し始め、
ロック/ポップ/ダンスの垣根は取り払われた。
「近年最も熾烈な入札競争」(米 Billboard誌)と
言われる契約争奪戦を経て、USエピック・レコーズが巨額にて
フランツ獲得に成功。。
アルバム発売を前に全米ツアーは次々とソールド・アウト。
2005年9月2ndアルバム『YOU COULD HAVE IT SO MUCH BETTER』をリリース。
日本ではSONYウォークマンのCMソング/キャラクターに抜擢される。
2009年1月 3年半という長いインターバルを経て、
3rdアルバム『Tonight: Franz Ferdinand』をリリース。
どうぞ興味のある方は3rdアルバムのリード曲
「Ulysses」を聞いてみてください。
この4つ打ちダンスビートがいかに覚えやすくて
キャッチーなメロディの上にのっかっているかわかることでしょう。
私はこれを聞いたとき、1979年、ロッド・スチュワートが
ヒットさせたアイム・セクシー(原題:Da Ya Think I’m Sexy?)を
思い出しました。
あのトム・ダウドの代表的なプロデュース作品です。
この曲もダンステイストのロックチューンで、
4つ打ちのベースとドラムが魅力でした。
こういうのを「ポップ」というのですね。
単なるロック、単なるダンスとは違った合体技です。
「Da Ya Think I’m Sexy?」はビルボードホット100の
チャート首位に1979年2月10日から4週間勝ち続けました。
やっぱりUKは面白いですね。
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27 Jan 2009 / サウンド分析
Posted by hajima @ 11:27 AM
