耳コピの話を生徒のひとりとしていたら、
ダイアトニックが大きく関係していることはわかったけれど、
いったいその曲はどのキーのダイアトニックに当てはめればいいのか
わからないと相談されました。
確かにすでにある譜面を見れば
「♭」が3個ついているのでE♭のキーだとか、
「#」が2個ついているからDのキーだとかわかりますが、
耳コピの場合、そこも採っている人が決めなければなりません。
キーが決まらないとダイアトニックが出てこないということに
悩むのはそれだけ音楽的には進歩していると言えます。
それでは、自分が採った譜面のキーの決め方をお教えしましょう。
簡単です、
メロディが終わる、最後のコードを確認してください。
それが「ジャラーン」とAで終わったら、
キーはA。ダイアトニックはAのダイアトニックが使えます。
もし、B♭のコードで終わったら、
♭が2つのB♭のダイアトニックが使えます。
これはどういうことかというと、
通常、曲の最初にそのキーのダイアトニックの
1番目のコードから曲を書くのが普通なのですが、
(一番目のコードをトニックと呼びます)
CのキーでCのコードからはじめているうちに、
単調に感じられるようになるのです。
で、作家はどう考えるかというと、
まずダイアトニックの2番目のコード、Dmからはじめたり、
4番目のコードFmaj7からはじめたりするようになります
(キーがCの場合の話です)。
あるときは7番目のコードBm7b5からはじめたり、
つまりはマンネリからの脱出を試みることになるわけですね。
ビートルズの曲集を見てください。
「Yesterday」はそのキーのトニックから始まっていますが、
「And I Love Her」は2番目のコードからはじまります。
ところが、終わりはいつもトニックで終わることになります。
終始感がないと聴く人は満足しないので、
どんなテクニシャンの作家でも最後だけはちゃんと
トニックで終わるのですね。
(中にはトニックで終わらない作品を書く人だっていることは
忘れてはいけません。バート・バカラックなんか、
メジャーではじめてマイナーで終わったり、
もうどのキーがトニックかわからなくなるような曲を書いています)
ただ、ヒット曲のほとんどはトニックで終わるので、
メロディの最後のコードさえ押さえておけば、
そうそうは間違えないということです。
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mixyのほうから「ダイアトニックは苦手で」というメールをいただきました。
耳コピはしたいけれどダイアトニックは苦手という方がいらっしゃると思いますが、
別に全部暗記していなくてもいいです。
ただ、12音階のダイアトニックは表か何かにしておいておく必要があります。
それで、自分が耳コピしたい曲のキーを確定して、
ダイアトニックをあてはめてゆく作業は必要です。
ダイアトニックの作り方をお教えします。
何かの参考にしてください。
ダイアトニックとは、その楽曲のスケールから生まれてコードです。
ハ長調なら英語読みでinC。
なのでCのスケールをまず書いてみます。

書いた後、ひとつ飛ばしで2つの音をのせてゆきます。
これにコードネームがついています。

ひとつ飛ばしで3つの音をのせたものを7thコードと呼びます。
これにもコードネームがついています。

ダイアトニックはこれだけです。ひとつの音階に14あります。
14ありますが、7thコードのほとんどは~7と「7」をつけるだけでいいので、
覚えるのは7つだけということになります。
次回は、耳コピしたい曲のキーを探す方法をお教えします。Tags: 耳コピ、耳コピのコツ
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「耳コピするって、どうやってコード採るの?」
と思うでしょう。
私の場合も、このコード問題で結構悩まされました。
コードは世の中に死ぬほどあって、どれを当てはめていいのかわからない。
そんな冬の時代が続きました。
コードがわからなければ、ぱらぱら弾かれたアルペジオだって、どんな音の構成になっているか、皆目見当もつきませんよね。
それでは、今日のコツです。
まず、ベースの音を採りましょう。
トラックを何回も聴いて、ベースの音をさぐるのです。
20060624_1
そうしたら、これにダイヤトニックの7つのコードを当てはめます。
たいていの場合、これで、コードを採れるはず。
20060624_
やってみてください。Tags: 耳コピ、耳コピのコツ
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ハンプトン・ホーズのThe Tio VOL1の
「HAMP’S BLUES」の耳コピが終わり、
演奏を再現する練習に入って約1か月半。
毎日ずっと「HAMP’S BLUES」を繰り返し、
(とは言っても10回くらい弾く感じでしょうか)
何とか聴けるようになってきました。
ただ問題は、譜面を見てしか演奏できないこと。
だから2コーラスずつ演奏して譜面をめくります。
だから、2コーラスで演奏が途絶えます。
「根性決めて、全部暗譜しなきゃ」
それが私のジャズピアノの先生の助言でした。
確かにそうだよなあと思いながら、
暗譜して演奏する練習を今日から行う予定。
その間、今まで「HAMP’S BLUES」を耳コピしていた
時間が空いたので、
今回は同じアルバムの「BLUES THE MOST」
の耳コピ開始。
これは最初にこのアルバムを聞いて、
どっちにしようか迷ったくらいの格好良いブルースです。
ブルースプレイに定評のあるハンプのブルースなので、
バップフレーズ満載。やりがいあります。
で、本日は耳コピのコツを書こうと思います。
告白すれば、私はそれほど速く耳コピできるわけではありません。
世の中には本当に耳の良い人がいて、
一回聴くとそこで行われている演奏の多くを
譜面にあらわせる人がいます。
そういう人たちがうらやましい。
ただ、そうではないので、努力と工夫が必要です。
世の中にはそう思うような人が大勢いるらしく、
リットーからこんな本も出ていました。

精神論から実践までいろいろ書いてあり、興味深かったです。
それでは私の耳コピのコツです。
これはジャズピアノの岩瀬先生から直接教わったコツです。
「一音一音コピーすること。
間違ってもフレーズごとにコピーしようと思わないこと。
それは無謀である」でした。
これ、やったことのある人にはすごいコツです。
どうしても耳コピ初心者はフレーズで採譜しようとしますが、
そっちのほうが余計時間がかかって、
結果が出ないことが多いのです。
私はこのコツのおかげで、
耳コピの速度が恐ろしく速くなりました。
興味のある方、どうぞ、やってみてください。Tags: 耳コピ、耳コピのコツ
